CH25 ラウンジチェア
Hans J. Wegner(ハンス J. ウェグナー)のCH25 LOUNGE CHAIR(CH25 ラウンジチェア)は、それまでになかった大胆で彫刻的なフォルムから、当時は革新的なデザインと評価されました。 フォルムばかりでなく、素材にもウェグナーは新しい試みをしています。戦時中の物資不足の中で使用されていた、あまり一般に知られていなかったペーパーコードをこの椅子の座と背に使用。この素材にウェグナーは十分な耐久性と美しさを見出しました。その後多くの人々がこのペーパーコードに魅了されたのは言うまではありません。
CH25 ラウンジチェアは、発表以来人気を博し、途切れることなく生産されています。まさにウェグナーのビジョンが時代よりも先を見据えていたことの証です。 座と背のペーパーコードは熟練した職人でも1脚仕上げるのに、10時間を要します。使用されるペーパーコードは400メートル。2本のペーパーコードで張っていく、耐久に優れた独自の張り方が美しい模様を創り出しています。
W71 x D73 x H73cm
オーク材 / ウォルナット材、ペーパーコード
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オーク材オイル仕上 ナチュラルペーパーコード
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CARL HANSEN & SØN(カール・ハンセン&サン)は、創業110年を超える歴史のあるデンマーク家具メーカー。ハンス J. ウェグナーの家具を最も数多く製作するメーカーとして知られています。1950年、 ハンス J. ウェグナーと協働して「Yチェア」をはじめとする名作家具を発表し、日本の家庭から商業空間に至るまで根強い人気を博しています。現在も妥協の無い高い技術とクラフトマンシップにこだわり、ボーエ・モーエンセン、アルネ・ヤコブセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、モーエンス・コッホといった世界的にも知られたデザイナーの家具をはじめ、イーオスやストランド&ヴァスなど、 デザイン界の新世代達との協働を行うなど幅広いコレクションを発表しています。
Hans J. Wegner(ハンス J. ウェグナー)は1914年デンマークのトゥナーで生まれ、17歳で家具のマスター資格を取得します。コペンハーゲン美術工芸学校家具科でデザインを学び、その後アルネ・ヤコブセンの事務所で働きました。1943年に独立し、2007年に死去するまで様々なブランドのために500脚以上の椅子をデザインしました。ウェグナーの生涯最初のデザインはFredericia (フレデリシア)のために1944年にデザインした「J16 ロッキングチェア」でした。彼の作ったチェアは多くが今でも生産が続いており、時を超えて愛され続けています。妥協のない品質へのこだわりを持ち、PP Mobler(PP モブラー)の初期モデルは、彼が確立したといっても過言ではありません。またデンマークの近代デザインの父コーア・クリントが提唱した「リデザイン」に刺激を受け、中国の明式椅子やイギリスのウィンザーチェアなど、古典様式の椅子を研究しました。それらの要素を取り入れ誕生したCARL HANSEN & SØN(カール・ハンセン&サン)の「CH24 Yチェア」は彼の代表作です。