CH29P ソーバックチェア
ハンス J. ウェグナーがデザインしたCH29P SAWBUCK CHAIR(CH29P ソーバックチェア)の独創的な構造は、強度に優れるばかりでなく、通常の椅子よりも少ないパーツで構成されています。しかも、フレームの制約を受けず座の全面を幅広くとることが可能です。自然に傾斜した背と相まって優れた使用感を創り出すデザインです。
CH29は、1970年代半ばに生産が一時中断されましたが、その20年後、ハンス J. ウェグナーの娘 マリアーネ氏の提案により復刻。そのシンプルな構造とオーガニックともいえるユニークな美しさから、発表と同時に好意的に市場に受け入れられました。CH29P ソーバックチェアは、バリエーション豊富な張地で個性的にカスタマイズすることが可能です。 張地は皮革、ファブリックからお選び頂けます。
W53 x D49 x H81cm / SH44cm
シート:レザー
フレーム:ソリッドウッド
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CARL HANSEN & SØN(カール・ハンセン&サン)は、創業110年を超える歴史のあるデンマーク家具メーカー。ハンス J. ウェグナーの家具を最も数多く製作するメーカーとして知られています。1950年、 ハンス J. ウェグナーと協働して「Yチェア」をはじめとする名作家具を発表し、日本の家庭から商業空間に至るまで根強い人気を博しています。現在も妥協の無い高い技術とクラフトマンシップにこだわり、ボーエ・モーエンセン、アルネ・ヤコブセン、オーレ・ヴァンシャー、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、モーエンス・コッホといった世界的にも知られたデザイナーの家具をはじめ、イーオスやストランド&ヴァスなど、 デザイン界の新世代達との協働を行うなど幅広いコレクションを発表しています。
Hans J. Wegner(ハンス J. ウェグナー)は1914年デンマークのトゥナーで生まれ、17歳で家具のマスター資格を取得します。コペンハーゲン美術工芸学校家具科でデザインを学び、その後アルネ・ヤコブセンの事務所で働きました。1943年に独立し、2007年に死去するまで様々なブランドのために500脚以上の椅子をデザインしました。ウェグナーの生涯最初のデザインはFredericia (フレデリシア)のために1944年にデザインした「J16 ロッキングチェア」でした。彼の作ったチェアは多くが今でも生産が続いており、時を超えて愛され続けています。妥協のない品質へのこだわりを持ち、PP Mobler(PP モブラー)の初期モデルは、彼が確立したといっても過言ではありません。またデンマークの近代デザインの父コーア・クリントが提唱した「リデザイン」に刺激を受け、中国の明式椅子やイギリスのウィンザーチェアなど、古典様式の椅子を研究しました。それらの要素を取り入れ誕生したCARL HANSEN & SØN(カール・ハンセン&サン)の「CH24 Yチェア」は彼の代表作です。