アアルトが1930年代に開発し、特許を取得した脚部分「L-レッグ」は、フィンランドバーチ材を柔らかく曲げる技術で強度ある脚部を実現しました。L-レッグが生み出される背景には、モダニズムの理念に目を向けていたアアルトが、マルセル・ブロイヤーのスチールパイプ椅子に触発されたことが影響しています。アアルトは、自国フィンランドにある豊富なフィンランドバーチ材を使い、スチールパイプを積層板に置き換えることで、有機的な形を作り出しました。
アアルトは、家具を「建築のアクセサリー」と位置付けました。自然な感触を与えられたスツール60は、和風家屋や日本の建物とも相性よくご利用いただけます。スツール60は、らせん状の塔のようにスタッキングすることも可能で、コンパクトにまとめることができます。また、スツールとしての機能だけでなく、ディスプレイ用の台としてもお使いいただけます。豊富なカラーと仕様のバリエーションを揃え、住宅や公共施設などあらゆる空間でご利用いただけるスツールです。
Φ38 x H44cm
バーチ材
保証内容はメーカーの保証規定に準じます。
在庫状況により、納期は大幅に前後する場合がございます。
お急ぎの場合は、お問い合わせください。
※こちらの商品はお客様での組立が必要となります。
(要プラスドライバー。電動ドライバー推奨。)
組立サービスをご希望の場合は、お問合せください。
上記以外の張地・仕様をご希望の際はお問合せください。
北海道 | 本州・四国・九州 | 沖縄 | |
---|---|---|---|
軒先渡し | 0円 | 0円 | 0円 |
Artek(アルテック)は、建築家であるアルヴァ・アアルトと妻のアイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、ニルス=グスタフ・ハールの4人により、1935年ヘルシンキで設立。アルテックという社名は「アート」と「テクノロジー」という1920年代に沸き起こったモダニズム運動のキーワードを掛け合わせた造語で、テクノロジーはアートを取り入れることで洗練されたものとなり、アートはテクノロジーの力で機能的で実用的なものになるという思いを社名に込めました。フィンランドにある豊富な素材や北欧の造形感覚をデザインに取り入れ、北欧を代表する世界的モダンファニチャーブランドとなりました。近年、フランスのロナン&エルワン・ブルレックなど最前線で活躍するデザイナーとコラボレーションし、伝統をいかしつつ、存在感のある家具や照明を提供しています。
建築評論家のジーグフリート・ギーディオンが「北欧の賢人」と例えたAlvar Aalto(アルヴァ・アアルト)は、1898年フィンランドのクオルタネに生まれました。生涯、200を超える建物を設計したアルヴァ・アアルトは、建築は家具と補完し合うものと考え、自身が設計した建築に合わせ、家具を手掛けることになります。またモダニズム運動の影響を受けていたアルヴァ・アアルトは、スチールパイプの代わりに曲げ木の技術を完成させ「L-レッグ」のという脚部を生み出し、L-レッグが用いられた「スツール60」は代表作となっています。