ミース ファン デル ローエ コレクション MRサイドチェア アームレスチェア 籐張り
MRサイドチェアは、ミース・ファン・デル・ローエが初めてスチールパイプ製の椅子のデザインに挑戦し、誕生した椅子。「MR」という名前はLudwig Mies van der Roheの頭文字を取ってつけられたものです。MR10、MR20のサイドチェアは、1927年に建設されたドイツ工作連盟主催の住宅展覧会、実験住宅群の「ヴァイセンホーフ・ジードルング」で発表されました。その後5年の歳月をかけて、ミースはアーム付きなど一連のMRコレクションを完成させています。
キャンティレバー構造(片側だけで全体を支える構造)のMRチェアは、前足部分のスチールをカーブに置き換えることによって、素材の疲労を防ぎながら快適な座り心地を生み出しました。バウハウス関係者のマルト・スタムやマルセル・ブロイヤーも同様のキャンティレバー構造の椅子をデザインしていますが、ミースのキャンティレバーチェアは両者と違い、スチール部分が滑らかな曲線を描いている点が特徴です。
W49 x D69 x H79cm / SH46cm
フレーム:スチールパイプ ポリッシュクローム仕上
張地:藤
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ドイツ出身のハンス・ノル(ウォルター・ノルの息子)は、1938年にニューヨークで家具ブランド、Knoll(ノル)を設立しました。ノルの経営にはデザイナーであり妻であるフローレンス・ノルも務め、夫婦で事業の発展に取り組みました。「ノル社の歴史は、近代デザイン運動の歴史でもある」と言われ、ミッドセンチュリーモダンを代表する家具ブランドとして国際的地位を確立しました。代表作には、ミース・ファン・デル・ローエの「バルセロナ・チェア」やエーロ・サーリネンの「チューリップチェア」など、20世紀デザインに多大な影響を与えた数々の名作家具があります。「使われる芸術品」と評されたノルの家具は、美しさと心地良さがあり、家庭のあらゆるシーンにおいて、モダンでありながら温かな空間を生み出してくれます。
Ludwig Mies van der Rohe(ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ)は、1886年ドイツ・アーヘン生まれ。1929年のバルセロナ万国博覧会のドイツ館建築デザインを手掛け、パビリオン内に配置したバルセロナチェアは、今なおモダンデザインのアイコンとなっています。 1930年から3年間バウハウスの校長を務めました。ナチスの台頭により、1938年アメリカへ亡命し、イリノイ工科大学建築学科の教授となります。ニューヨークのシーグラムビルディングなど近代建築の顔ともいえる作品を残しました。
籐(らたん)は、熱帯雨林地域に自生するヤシ科の植物。籐張りのシートは、腰掛けるとわずかにしなり、弾力性のある座り心地をもたらしてくれます。MRチェアは、ダイニングチェアとしてだけでなく、オフィスのカンファレンスチェアとしてもおすすめです。(スタッフT.T)