ベルトイア コレクション サイドチェア
彫刻家でもあるハリー・ベルトイアのサイドチェアは、ミッドセンチュリーモダンデザインの象徴ともいえるチェアです。工業用素材の中に崇高な美しさを見出し、どんな空間でも快適に使えるようデザインされています。見た目の繊細さに反し丈夫で、耐久性があります。
ベルトイアのサイドチェアは、空間、形状、機能などあらゆる研究を重ねて生み出されたチェア。シート部分とバランスを取るように、脚部には細身なスチールロッドが用いられています。ワイヤーで構成されたチェアは、まるで浮遊しているかのよう。ベルトイア自身も、この椅子を「空気」のようだと表現しました。 スチールには、クロムメッキかビニールコーティングがされています。ビニールコーティングのブラック、ホワイトは屋外での使用も可能です。
W54 x D58 x H71cm / SH43cm
フレーム:スチールワイヤー ポリッシュクローム仕上 / パウダーコート仕上
シートパッド:ファブリック / ビニール / レザー
保証内容はメーカーの保証規定に準じます。
在庫状況により、納期は大幅に前後する場合がございます。
お急ぎの場合は、お問い合わせください。
ブラックスチール、ホワイトスチール(パウダーコート仕上げ)のタイプは、屋外使用も可能です。
ご注文画面の備考欄にご希望の張地カラー名をご記載ください。
上記以外の張地をご希望の際はお問合せください。
※ベースカラー:ブロンズは、シートパット(ブロンズ専用)からをお選びください。
北海道 | 本州・四国・九州 | 沖縄 | |
---|---|---|---|
軒先渡し | 0円 | 0円 | 0円 |
ドイツ出身のハンス・ノル(ウォルター・ノルの息子)は、1938年にニューヨークで家具ブランド、Knoll(ノル)を設立しました。ノルの経営にはデザイナーであり妻であるフローレンス・ノルも務め、夫婦で事業の発展に取り組みました。「ノル社の歴史は、近代デザイン運動の歴史でもある」と言われ、ミッドセンチュリーモダンを代表する家具ブランドとして国際的地位を確立しました。代表作には、ミース・ファン・デル・ローエの「バルセロナ・チェア」やエーロ・サーリネンの「チューリップチェア」など、20世紀デザインに多大な影響を与えた数々の名作家具があります。「使われる芸術品」と評されたノルの家具は、美しさと心地良さがあり、家庭のあらゆるシーンにおいて、モダンでありながら温かな空間を生み出してくれます。
1915年イタリアで生まれたHarry Bertoia(ハリー・ベルトイア)は、1930年に家族でアメリカに移住します。アメリカ・デトロイト州のカス工科大学でデザインやジュエリー制作を学んだのち、1937年よりクランブルック美術アカデミーに入学。同時期にイームズ夫妻やエーロ・サーリネンが在籍し、互いに影響し合いました。その後同校に金属加工科を設立して1939年から4年間教鞭を執りました。ハリー・ベルトイアが得意とする金属加工の技術は、「ダイヤモンドチェア」など彫刻美とも言えるワイヤーチェアを生み出し、彼に工房を提供したKnoll(ノル)が現代でも販売しています。
ハリー・ベルトイアといえば、ジュエリーの製作も手掛けていた多彩なデザイナー。ベルトイアコレクションには、金属の溶接技術が天才的な腕前とも称されていた彼ならではの、芸術作品のような名作が揃っています。(スタッフK.I)