1915年イタリアで生まれたHarry Bertoia(ハリー・ベルトイア)は、1930年に家族でアメリカに移住します。アメリカ・デトロイト州のカス工科大学でデザインやジュエリー制作を学んだのち、1937年よりクランブルック美術アカデミーに入学。同時期にイームズ夫妻やエーロ・サーリネンが在籍し、互いに影響し合いました。その後同校に金属加工科を設立して1939年から4年間教鞭を執りました。
ハリー・ベルトイアが得意とする金属加工の技術は、「ダイヤモンドチェア」など彫刻美とも言えるワイヤーチェアを生み出し、彼に工房を提供したKnoll(ノル)が現代でも販売しています。