ミース ファン デル ローエ コレクション ブルーノチェア フラットバー
ミース・ファン・デル・ローエは、1930年にチェコのブルーノにあるトゥーゲンハット邸を設計。この時ミースは建物の設計だけでなく、邸宅のために多くの家具も手掛けました。ブルーノチェアは、この時生み出された家具の一つで、地名のブルーノからブルーノチェアと名付けられました。近代建築を代表するトゥーゲンハット邸は、2001年ユネスコ世界遺産に登録されています。
ブルーノチェアは、カンティレバー構造(片側だけで全体を支える構造)の椅子です。バウハウス出身のデザイナー、マルト・スタムやマルセル・ブロイヤーも同様のカンティレバー構造の椅子をデザインしていますが、ミースのカンティレバーチェアは両者の角張ったスチールと違い、スチール部分が滑らかな曲線を描いていることが特徴です。
W58 x D59 x H79cm / SH46cm
フレーム:スチールバー クローム仕上
張地:ファブリック (アルパカ)
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ドイツ出身のハンス・ノル(ウォルター・ノルの息子)は、1938年にニューヨークで家具ブランド、Knoll(ノル)を設立しました。ノルの経営にはデザイナーであり妻であるフローレンス・ノルも務め、夫婦で事業の発展に取り組みました。「ノル社の歴史は、近代デザイン運動の歴史でもある」と言われ、ミッドセンチュリーモダンを代表する家具ブランドとして国際的地位を確立しました。代表作には、ミース・ファン・デル・ローエの「バルセロナ・チェア」やエーロ・サーリネンの「チューリップチェア」など、20世紀デザインに多大な影響を与えた数々の名作家具があります。「使われる芸術品」と評されたノルの家具は、美しさと心地良さがあり、家庭のあらゆるシーンにおいて、モダンでありながら温かな空間を生み出してくれます。
Ludwig Mies van der Rohe(ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ)は、1886年ドイツ・アーヘン生まれ。1929年のバルセロナ万国博覧会のドイツ館建築デザインを手掛け、パビリオン内に配置したバルセロナチェアは、今なおモダンデザインのアイコンとなっています。 1930年から3年間バウハウスの校長を務めました。ナチスの台頭により、1938年アメリカへ亡命し、イリノイ工科大学建築学科の教授となります。ニューヨークのシーグラムビルディングなど近代建築の顔ともいえる作品を残しました。
ブルーノチェアといえば、シートがまるで宙に浮かんでいるかのような斬新なフォルムや、思わず肘を掛けたくなるような美しい曲線のスチールアームが魅力ですよね。今でも色褪せないタイムレスなデザインで、長くご愛用いただける一脚です。(スタッフT.T)