PICTO(ピクト)は1984年、当時デンマークでアルネ・ヤコブセン、ヘニング・コッペル、
エリック・マグヌッセンといった偉大なデンマーク人デザイナーのために
時計を製造していた父親の時計機械工場を引き継いだばかりの、
スティーン・ゲオルグ・クリステンセンと、
その友人であるアーリング・アンデルセンの
「中世の教会や天文台に飾られた時計からインスパイアを受けた、
世界で初めてとなる回転式ダイアルのウォッチを作りたい」
という一つのアイディアから始まりました。
当時時計といえばカチカチと音を立て針で時刻を表すものが
一般的でしたが、ピクトは時を回転するダイアル上のドットで、
分を1本の針で表します。
1980年代当時、ヨーロッパでは現代にもつながる豪華で
鮮やかなカラーリングのファッションが流行していました。
そのような時代にブラックとホワイトの2色だけで
表現されたシンプルでユニセックスな製品デザインは、
瞬く間に評判となり世に広がっていきました。