クマノ フォールディングテーブル
CUMANO(クマノ フォールディングテーブル)は、イタリアの家具ブランドZanotta(ザノッタ)の折り畳み式テーブル。同じくイタリアで活躍したAchille Castiglioni(アッキレ・カスティリオーニ)が、1978年にデザインしました。 クマノ フォールディングテーブルは、パリのビストロで一般的に使用されていた、三本足のテーブルを再解釈し、機能性を強化。当時としては新しい素材であったABS樹脂をジョイント部分に用いることで、開閉性を大幅に向上させました。
天板にある円形の穴は、折り畳み時に使用するだけではなく、付属の専用フックで壁にかける際にも用いられます。 デザイン性と機能性を兼ね備え、サイドテーブルやディスプレイテーブル、コンパクトなダイニングテーブルとして、幅広くご使用いただける、クマノ フォールディングテーブル。1981年には、国際的なデザイン賞であるコンパッソ・ドーロ賞を受賞しています。
Φ55 x H70cm
折り畳み時:W55 x D4 x H114cm
重量:7.6kg
天板・フレーム:スチール(塗装仕上げ)
ジョイント部:ABS樹脂
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付属品:壁掛け専用フック×1、ネジ×1、アンカー×1
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軒先渡し | 0円 | 0円 | 0円 |
Zanotta(ザノッタ)は、ブランド名にもなっているAurelio Zanotta(アウレリオ・ザノッタ)によって1954年に設立されたイタリア家具ブランドです。ソファメーカーとしてスタートしたザノッタは、60年代に入ると、前衛デザイナーらを起用し、斬新でユーモアある家具を生み出しました。ザノッタの代表作であるAchille & Pier Giacomo Castiglioni (アキッレ・カスティリオーニ & ピエル・ジャコモ・カスティリオーニ)の「メッザドロ」は、小作農、小作人を意味し、トラクターのシートを座面に用いたインパクトあるスツールです。日常の既成品に新たな役割を与えたそのデザインは、前衛アーティスト、マルセル・デュシャンの「レディメイド」の手法に似通います。アートとインダストリアルが融合し、座る椅子として機能を有す作品は、世界から注目されました。現在も新鋭デザイナーを起用し、彼らの好奇心や観察力から生み出された家具は世界を魅了しています。生み出した作品の5分の1は、世界の有名美術館のパーマネントコレクションに選ばれています。
Achille Castiglioni(アッキレ・カスティリオーニ)は、イタリア・ミラノ生まれ。1940年始めより工業生産のテスト分野に専念し、1944年には建築の学位を取得。卒業後は、全体的なデザインプロセスの開発を目的として、形状、手法、新素材の研究をスタートさせました。また、兄のリヴィオ・カスティリオーニ、ピエル・ジャコモ・カスティリオーニの事務所で働き、建築、インテリア、展示会のデザインから家具や小物にいたるまで、様々な設計を行ってきました。1962年に照明ブランドFLOS(フロス)を兄ピエル・ジャコモとともに設立し、「アルコ」や「スチロス」など革新的な工業デザインを次々と発表。1969年には、教育省より“産業のための芸術デザイン”を指導することが認められ、トリノやミラノの大学にて教鞭をとりました。ADI (イタリア・インダストリアル・デザイン協会) の創設者の一人でもあり、イタリアや世界のデザイン界に多大な影響を与えたデザイナーです。