自然や自然素材に対して親しみ、そして、プロダクトの細部に至るまで大切にするアルヴァ・アアルトとアイノ・アアルトの信念を具現化した存在ともいえるこの植木鉢は、1937年のパリ万博で展示され注目を集めたものの、当時は製品化にまで至りませんでした。
2017年、屋内用として2つの形と3つのサイズで製品化したリーヒティエ プラント ポットは、アアルトの主な建築に用いられているタイルから着想を得た素材を選び、ひとつひとつ人の手によって作られています。
Aタイプ スモール W20.5 x D16 x H12cm
Bタイプ スモール W19 x D16 x H12cm
釉薬セラミック(ハンドメイド)
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Artek(アルテック)は、建築家であるアルヴァ・アアルトと妻のアイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、ニルス=グスタフ・ハールの4人により、1935年ヘルシンキで設立。アルテックという社名は「アート」と「テクノロジー」という1920年代に沸き起こったモダニズム運動のキーワードを掛け合わせた造語で、テクノロジーはアートを取り入れることで洗練されたものとなり、アートはテクノロジーの力で機能的で実用的なものになるという思いを社名に込めました。フィンランドにある豊富な素材や北欧の造形感覚をデザインに取り入れ、北欧を代表する世界的モダンファニチャーブランドとなりました。近年、フランスのロナン&エルワン・ブルレックなど最前線で活躍するデザイナーとコラボレーションし、伝統をいかしつつ、存在感のある家具や照明を提供しています。
建築家でありデザイナー、Aino Aalto(アイノ・アアルト)は、1884年にヘルシンキで生まれました。1920年にヘルシンキ工科大学を卒業した後、当時ヘルシンキの建築界で名門と謳われていたオイヴァ・カッリオの事務所に勤めます。1924年より建築家としてアルヴァ・アアルトの建築事務所に勤め、それから長い年月、彼とともに同事務所を率いながら、アルテックの創業と発展に主導的な役割を果たしました。