イームズ ウッドシェルチェア ダウェルベース DWSW.
チャールズ & レイ・イームズ夫妻が1946年に生み出した「イームズプライウッドチェア」は、背もたれとシートが別々の成型プライウッドで構成されています。当時の技術では、まだプライウッドを一体型のシェルに成型することはできなかったのです。しかし、2人は一体型シェルの実現を目指して探求を続け、1950年にようやくプラスチック製のシェルチェアを生み出しました。
イームズチェアは、デザイナーであるイームズ夫妻と同じく常に旅を続けており、今日のウッド素材の3D成型技術によって、さらなる前進を遂げます。新技術によって、ウッドベニアを複雑な曲線を描くように成型することが可能となり、イームズシェルチェアと同じ形の一体型シェルをウッド素材で再現することができたのです。
不朽のデザインの新たな表現であるイームズウッドシェルチェアは、イームズシェルチェアの有機的な形やなめらかなライン、そして夫妻が重視した「素材を活かす」という意図を尊重したデザインです。 イームズウッドシェルチェアの背もたれは高く柔軟性があり、シートポケットは十分な深さを備えています。また、フロントエッジは緩やかに下向きにカーブしているので、快適に座り続けることができます。
チャールズ & レイ・イームズ夫妻は、全ての作品において、優れた品質と絶えざる改良に力を注ぎました。ハーマンミラーはこの哲学を受け継ぎ、技術、素材、環境に対する理解が時とともに進歩するのに合わせて、今日も改良を重ね続けています。
W47.6 x D54 x H79.4cm / SH43.8cm
シェル:ウッド
ワイヤー:スチール
ベース:ウッド
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1923年にミシガン州に設立されたHerman Miller(ハーマンミラー)は、後世に残るプロダクトを発表した巨匠らのマスターピースを揃え、戦後アメリカの家具産業の発展を担いました。1945年に「ネルソンバブルランプ」などをデザインしたジョージ・ネルソンがディレクターに就き、チャールズ&レイ・イームズをデザイナーに起用。「イームズシェルサイドチェア」や「イームズラウンジチェア」は大ヒットし、ハーマンミラーはノルと並んで、ミッドセンチュリーモダンデザインを代表する世界的家具メーカーへと成長しました。1994年に発表された「アーロンチェア」は、ハーマンミラーが20年間にわたって培った技術とノウハウを基に、キャスターから背もたれまで、より健康に良いデザインと多彩な機能のためにリマスターされました。
1907年ミズーリ州セントルイス生まれのCharles Eames(チャールズ・イームズ)と1912年カリフォルニア州サクラメント生まれのRay Eames(レイ・イームズ)は、ミッドセンチュリーを代表するデザイナーです。二人はアメリカのクランブルック・アカデミー・オブ・アートで学び、1941年に結婚しました。イームズ夫妻の活動は、第二次世界大戦を挟んでおり、新しい素材や加工技術が開発されると、それをデザインに取り入れ、家具を開拓しました。曲面が美しい「イームズシェルチェア」は、色鮮やかな成形プラスチック(FRP製)の座面とスチールパイプで作られた脚部が特徴です。これらの素材は、軽量でコストがかからず耐久性にも優れています。素材の特性を活かした「イームズシェルチェアは、FRP製の椅子で初めての量産製品となりました。
イームズのシェルチェアといえば、誰もが一度は見たことのある名作ですよね。そのデザイン性や座り心地はもちろんですが、耐久性や信頼性も魅力のひとつ。ハーマンミラーは保証期間を5年と定めているので、長く安心してご愛用いただけますよ。(スタッフM.K)