プラットナー コレクション サイドチェア
アメリカ出身のデザイナーWarren Platner(ウォーレン・プラットナー)が1966年に手掛けたプラットナーコレクションは、100本以上のスチールワイヤーを溶接した他にないデザインで、20世紀を代表するモダン家具として知られています。「ルイ15世様式のような、装飾的で、優美なデザインをする余地がある」と話し、モダニズム家具にルイ15世様式のエッセンスを加えることで、新たな家具コレクションを生み出しました。
プラットナーコレクション特有の、スチールフレームの重なりによって発生する「モアレ」は意図したもの。デザイナーのウォーレン・プラットナーは、当時流行していた、視覚の原理を利用する絵画・彫刻の様式「オプティカル・アート」に影響を受けていたともいわれています。まるで芸術作品のような一脚です。ノルと共同開発して生み出されたプラットナー コレクション サイドチェアは、1960年代のモダニズムに新たな息吹を吹き込んだ、ラウンジチェアよりひとまわり小ぶりなサイドチェアです。
ウォーレン・プラットナーは、ベルトイアの「ダイヤモンドチェア」の影響を受けたものの、そのワイヤー使いは独創的で、他に類を見ないデザインです。プラットナー コレクション サイドチェアは、ニッケルメッキされたスチールロッドで三次元曲面を描き出しています。
細いスチールロッドは高度な技術でやや太めのフレームに溶接し、剛性を保たせています。脚部後方を前方より傾斜にすることで、座った時に安定感を与えます。縦に流れるスチールロッドは美しいラインと抜け感をつくり、彫刻的な造形を際立たせています。光があたると、床にスチールロッドの影が映し出され、また違った魅力を見せてくれます。
W73 x D58 x H76cm / SH50cm
ベース:スチールワイヤー ポリッシュニッケル / メタリックブロンズ / ゴールドプレート
張地:ファブリック / レザー
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ドイツ出身のハンス・ノル(ウォルター・ノルの息子)は、1938年にニューヨークで家具ブランド、Knoll(ノル)を設立しました。ノルの経営にはデザイナーであり妻であるフローレンス・ノルも務め、夫婦で事業の発展に取り組みました。「ノル社の歴史は、近代デザイン運動の歴史でもある」と言われ、ミッドセンチュリーモダンを代表する家具ブランドとして国際的地位を確立しました。代表作には、ミース・ファン・デル・ローエの「バルセロナ・チェア」やエーロ・サーリネンの「チューリップチェア」など、20世紀デザインに多大な影響を与えた数々の名作家具があります。「使われる芸術品」と評されたノルの家具は、美しさと心地良さがあり、家庭のあらゆるシーンにおいて、モダンでありながら温かな空間を生み出してくれます。
Warren Platner(ウォーレン・プラットナー)は1919年アメリカで生まれ、コーネル大学で建築を学びました。卒業後は建築家レイモンド・ローウィやエーロ・サーリネン、イオ・ミン・ペイと仕事をし、その後自身の設計をスタートさせました。1966年、Knollより発表されたプラットナーコレクションは1,000以上の溶接部と100本以上のワイヤーで成り立つ複雑なデザインで、20世紀モダン家具のアイコンとなりました。
(スタッフK.I)