サーリネン コレクション ローテーブル オーバルコーヒーテーブル
SAARINEN COLLECTION LOW TABLES(サーリネン コレクション ローテーブル オーバルコーヒーテーブル)は、ミッドセンチュリーモダンを代表する家具ブランドKnoll Studio(ノル スタジオ)の楕円形コーヒーテーブル。建築や家具のデザインを数多く手がけたEero Saarinen(エーロ・サーリネン)によるデザインです。
サーリネンのテーブルは、1950年代のアメリカデザイン黄金期にTULIP CHAIR(チューリップチェア)と共に生まれたことから、別名チューリップテーブルとも呼ばれています。
テーブル下のスラム化(椅子やテーブルの脚による混乱状態)を解決するため、サーリネンが目指したのは脚の本数を減らすこと。多大な研究を重ね、ペデスタル構造(中央一本で支える台座)を用いた一本脚の自立する楕円形ローテーブルを生み出しました。脚部には強度のあるアルミダイキャストを使用し、表面には焼付塗装が施されています。
さまざまな空間でご使用いただけるよう、脚部はホワイトとブラックの2種類から、天板はラミネート、大理石の2種類からお選びいただけます。
W107 x D70 x H38cm(ラミネート H39cm)
ベース:アルミニウム
天板:ラミネート / マーブル
保証内容はメーカーの保証規定に準じます。
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ドイツ出身のハンス・ノル(ウォルター・ノルの息子)は、1938年にニューヨークで家具ブランド、Knoll(ノル)を設立しました。ノルの経営にはデザイナーであり妻であるフローレンス・ノルも務め、夫婦で事業の発展に取り組みました。「ノル社の歴史は、近代デザイン運動の歴史でもある」と言われ、ミッドセンチュリーモダンを代表する家具ブランドとして国際的地位を確立しました。代表作には、ミース・ファン・デル・ローエの「バルセロナ・チェア」やエーロ・サーリネンの「チューリップチェア」など、20世紀デザインに多大な影響を与えた数々の名作家具があります。「使われる芸術品」と評されたノルの家具は、美しさと心地良さがあり、家庭のあらゆるシーンにおいて、モダンでありながら温かな空間を生み出してくれます。
Eero Saarinen(エーロ・サーリネン)は、1910年フィンランドのヘルシンキで生まれました。1923年に家族でアメリカへ移住し、1929年から2年間はパリで彫刻を学び、その後イエール大学で建築を学びました。1936年から、クランブルック美術アカデミーの校長であり、建築家である父Eliel Saarinen(エリエル・サーリネン)の助手を務めます。同アカデミーでイームズと出会い、協働して成型合板の技術を研究します。エーロ・サーリネンの「チューリップチェア」は成型合板の技術を生かした代表作です。
エーロ・サーリネンといえば、ジョン・F・ケネディ国際空港のTWAターミナルビルをはじめに、有機的な造形の作品を数多く生み出してきました。こちらのローテーブルも、まるで彫刻のように美しい佇まいです。(スタッフK.I)