Ilmari Tapiovaara(イルマリ・タピオヴァーラ)は、1914年にフィンランド・ハメーンリンナで生まれました。ヘルシンキの大学ではアートと家具デザインを専攻し、イギリスやスウェーデンなど他国でもデザインを勉強しました。パリでは短い間、ル・コルビュジェのオフィスで働き、アメリカではドイツから移住していたミース・ファン・デル・ローエのオフィスで働きました。
海外での様々な経験と尊敬するアアルトの精神を受け継ぎ、フィンランドのハンディクラフトの要素と機能性と量産性を兼ね備えたデザインを手掛けました。彼の代表作「ドムスチェア」は、学生寮「ドムスアカデミカ」の内装設計を請け負う際にデザインした椅子です。