George Nelson(ジョージ・ネルソン)は、1908年コネチカット州ハートフォード生まれのミッドセンチュリーを代表する家具デザイナー兼建築家です。イエール大学やローマで建築を学び、卒業後は自身の事務所を設立。デザインや建築の仕事のみならず、大学の講師や著書、建築雑誌の副編集長を務めるなど幅広く活動しました。1945年からハーマンミラーのデザイン・ディレクターに就任し、イームズを見出したディレクターとしても有名です。ネルソンが発表したミッドセンチュリーを代表する家具は、カラフルなクッションがいくつも取り付けられた「マシュマロソファ」や掛時計のシリーズ「ネルソンクロック」、ニューヨーク近代美術館(MOMA)の永久保存コレクションに加わっている「バブルランプ」などが知られています。
NELSON MARSHMALLOW SOFA(ネルソン マシュマロソファ)は、ネルソンが1956年にデザインした特徴的なソファです。ポップで遊び心のあるデザインで、12個から18個の丸いクッションがフレームに一列に並んでいる構造が特徴です。ミッドセンチュリーモダンの象徴とも言える存在で、家庭やオフィス、公共空間で使用されるようになりました。クッションの弾力やサポート感も優れており、視覚的な魅力と実用性を兼ね備えた名作家具として知られています。