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Knoll(ノル)

Knoll

ノル

ドイツ出身のWalter Knoll(ウォルター・ノル)の息子であるHans Knoll(ハンス・ノル)は、1938年にニューヨークで家具ブランド、Knoll(ノル)を設立しました。経営にはデザイナーであり妻であるFlorence Knoll(フローレンス・ノル)も務め、夫婦で事業の発展に貢献。「Knoll(ノル)の歴史は、近代デザイン運動の歴史でもある」と言われ、ミッドセンチュリーモダンを代表する家具ブランドとして国際的地位を確立しました。 代表作は、Ludwig Mies van der Rohe(ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ)の「BARCELONA CHAIR(バルセロナチェア)」やEero Saarinen(エーロ・サーリネン)の「TULIP CHAIRS(チューリップチェア)」など、20世紀デザインに多大な影響を与えた数々の名作家具。「使われる芸術品」と評されたKnoll(ノル)の家具は、美しさと心地良さがあり、家庭のあらゆるシーンにおいて、モダンでありながら温かな空間を生み出してくれます。


Florence Knoll

1917-2018


パン職人の家に生まれ、12歳で孤児になったFlorence Knoll(フローレンス・ノル)は、ミシガン州サギノーで育ちました。早くから建築に関心を示し、クランブルック美術アカデミーに隣接したキングスウッド・スクールに入学しました。

キングスウッドに在学中、Gottlieb Eliel Saarinen(エリエル・サーリネン)の一家と親しくなりました。彼らと一緒にフィンランドでの休暇を過ごし、一家の友人達との交流を楽しみ、Eliel Saarinen(エリエル・サーリネン)の息子Eero Saarinen(エーロ・サーリネン)との友情を育みました。彼女が築いた交流関係とクランブルックで培ったスキルは、Florence Knoll(フローレンス・ノル)の素晴らしいデザイン能力と先駆者的なキャリアの基盤となりました。

Eliel Saarinen(エリエル・サーリネン)とAlvar Aalto(アルヴァ・アアルト)からの推薦を受けて、マサチューセッツ州ケンブリッジにあるイリノイ工科大学にて、Walter Gropius(ウォルター・グルピウス)や Marcel Breuer(マルセル・ブロイヤー)、Ludwig Mies van der Rohe(ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ)など20世紀の偉大な建築家のもとで勉強を続けました。

1941年、Florence Knoll(フローレンス・ノル)はニューヨークへ渡り、家具会社を設立していたHans G. Knoll(ハンス G・ノール)に出会いました。1946年に結婚した2人は、Florence Knoll(フローレンス・ノル)のデザインスキルとハンスのビジネスセンスによって新しい会社をスタイルとデザインに特化した国際的な会社に成長させました。また、彼女は友人であるEero Saarinen(エーロ・サーリネン)、Harry Bertoia(ハリー・ベルトイア)、Ludwig Mies van der Rohe(ミース・ファンデル・ローエ)との交流も続けました。


The Florence Knoll Collection Florence Knoll(フローレンス・ノル)・ノル の代表作

The Florence Knoll Collection

Florence Knoll(フローレンス・ノル)は、革新的なプランニング・ユニットを設立し、戦後のアメリカで標準となる近代的なオフィスインテリアを確立し、プランニング・ユニットは、IBM、GM、CBSなどを含むアメリカの大企業のオフィスインテリアを手がけました。 Florence Knoll(フローレンス・ノル)はKnoll(ノル)のカタログにたびたび自身がデザインした家具を掲載しました。彼女は自分がデザインした家具を、Eero Saarinen(エーロ・サーリネン)、Harry Bertoia(ハリー・ベルトイア)、Ludwig Mies van der Rohe(ミース・ファンデル・ローエ)、の傑出した作品を引き立てる「肉とジャガイモ」だと謙虚に例えましたが、細部へのこだわりや、プロポーションに対する観察力、モダンな美しさのある彼女のデザインは、同等に尊敬され、称賛されてきました。1955年にHans G. Knoll(ハンス G・ノール)が悲劇的な死を遂げた後、Florence Knoll(フローレンス・ノル)は社長として会社を率いました。1960年に彼女は社長を辞任し、デザインと開発部門の責任者として専念し、1965年に会社を退職しました(1957年に再婚)。彼女のKnoll(ノル)とアメリカンモダニズムへの貢献は計り知れません。


The Florence Knoll Collection Florence Knoll(フローレンス・ノル)・ノル の代表作

Florence Knoll Credenza
designed by Florence Knoll 1954



The Florence Knoll Collection Florence Knoll(フローレンス・ノル)・ノル の代表作

Florence Knoll Relax Sofa
designed by Florence Knoll 1954

Knollの代表作



Mies van der Rohe Collection
Barcelona Chair - Relax(Ludwig Mies van der Rohe 1929)

20世紀で最も有名な椅子のひとつであり、モダンデザインのアイコンともいえるバルセロナチェア。そのシンプルでエレガントな姿は、Ludwig Mies van der Rohe(ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ)の名言「less is more」(レス・イズ・モア=より少ないことは、より豊かなことである)を体現しています。 フレームのクロームスチールは職人の手で丁寧に磨かれ、シートクッションと背もたれのクッションは、フレームのカーブにフィットするようにデザインされています。


Saarinen Collection
Tulip Chair & Table(Eero Saarinen 1957)

Knoll(ノル)のシンボルの一つ、チューリップチェア&テーブルは、Eero Saarinen(エーロ・サーリネン)によりデザインされたミッドセンチュリーを代表するコレクションです。 一本脚で自立するデザインは、テーブル下のスラム化(椅子やテーブルの脚による混乱状態)を解決するため、多大な研究を重ねて生まれた世界初のデザインであり、それまでの椅子の概念を覆すものでした。 床から伸びる一本の脚と、花弁のような見事な曲線を描くシェル。そのフォルムが一輪の花のように見えることから、チューリップチェアと名付けられました。 シェル部分はプラスティック、脚部は強度的問題を考慮し、アルミダイキャストを使用しており、異なる素材を使用しながらデザイン的融合に成功した名作です。 同シリーズのテーブルは、さまざまな空間に合わせてご利用いただけるよう、豊富なサイズ展開ご用意しています。 ベースのカラーはホワイトまたはブラック。 テーブルトップは、ラミネート、ウッド、マーブルの4仕様があり、それぞれのバリエーションよりお選びいただけます。


Breuer Collection
Cesca Chair with Arms(Marcel Breuer 1928)

Marcel Breuer(マルセル・ブロイヤー)のCesca Chair with Arms(チェスカアームチェア)は、伝統的な職人技と工業的な手法や素材を組み合わせ、モダンに仕上げたスチールパイプ製の家具です。 スチールパイプ素材ならではの特性を利用したカンティレバー(片持ち)のフォルムが、柔軟性のある快適さを与えています。 籐張りのタイプは、ライトビーチまたはブラックビーチのウッドフレームをお選びいただけます。

オブジェのような存在感とアートのような美しさを兼ね備えた作品は、日常の生活と居住空間に豊かさと彩りを添えてくれます。

MAARKETにて、ぜひお買い物をお楽しみください。

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