USM
USMの魅力と、MAARKETが担う役割
USMの魅力は、既製品の立体を購入するだけでは終わらない点にあります。
ライフステージや働き方に合わせて、組み替えや増設を繰り返しながら、理想の形へと育てていける拡張性。引越しやレイアウト変更の際に、家具そのものを再編集できる柔軟さは、USMならではの価値です。
MAARKETは、USMの正規取扱店。
そして、インターオフィスが運営する“プロフェッショナルが支える”ショップです。蓄積したノウハウをもとに、ヒアリングから設計、組立・設置まで一貫してサポート。使い始めてから気づいた調整にも対応できる体制を整え、長期的に寄り添うサービスを提供しています。
さらに、USM本社の特許技術を活かしたライトシステムや天板、収納アクセサリーなど、特別なカスタマイズにも対応可能。アイデア次第で家具が姿を変え、役割を拡張していくのはUSMの魅力であり、それを実現できるのがMAARKETです。
ローボードからワークデスクへ――未来の空間を描くプロセス
崇島さんが、ご自宅にお持ちのローボードは、上部に立ち上げ部分があり、雑誌を置いたりAV機器を入れればTV台としてもご使用いただけるもの。今回のテーマは、この存在を、新しい空間にふさわしい“働く場所”へ再構築することでした。
このローボードを、新しい空間に合わせて“ワークデスクへ組み替える”というご相談。USMならではの、暮らしに合わせた変化の可能性から始まりました。
店頭では、専門のUSMシミュレーターを使用し、立体構造やカラー、内部パーツの選択まで細部をひとつずつ検討。3Dでリアルタイムに立体が変化していくため、「どの高さが心地よいか」「どこに何を収納したいか」という対話を重ねながら、未来の暮らしを思い描く時間そのものが、USMの醍醐味です。
今回のカスタムでは、ワークスペースとしての機能性を最大限に引き出すためにさまざまな工夫を取り入れています。
・デスク高さの最適化
基本となるデスクの高さは、PCの位置やモニターにより決定。
身体への負担が減ることは、集中の質にも直結するので自然と整うバランスになります。
・引き出し式デスク
生活感が出てしまうキーボードやマウスを使わないときはすっきり隠せる引き出し式のデスク。
作業後は視界が整い、静けさが戻ります。
・ケーブルマネジメント
ケーブルを整えるための穴加工をパネルに施し、電源周りの配線が外側に散らからないよう整理。
見えない部分を整えることが、日々のストレスの軽減につながります。
・ルーター収納
熱を持ちやすいルーターを格納したい部分には、風が抜けるパンチングパネルを採用。
密閉すると機器の寿命が縮むため、空気の逃げ道を確保しながら、視覚的にもすっきりします。
・収納アクセサリー
USM には、規格に合わせてデザインされたさまざまな収納アクセサリーが用意されています。収納ボックスや、ドロワー内を仕切るトレイ、ブックエンドなど、小物を整えるための細やかなパーツが豊富に揃っており、必要なものがきちんと収まり、使いたいときにすぐ手に取れる環境は、日々の作業に小さな安心とリズムを与えてくれます。こうしたアクセサリーの存在が、使い心地をより深いものにしてくれます。
色づかいという、ささやかな“調整”
カラーリングは、もともとお持ちだったローボードの深みのあるオリーブグリーンを基調に、視線がすっと抜けるような、やわらかなベージュの底板をアクセントとして添えました。ベージュの明るさが下方向に広がることで、全体の印象がやわらぎ、空間にほどよい軽さが生まれます。また、底面が明るくなることで、書類や小さな文房具などが自然と見つけやすくなり、収納内部の可視性も高まります。
実用性と空間の心地よさを両立させる、ささやかだけれど大きな効果を持つ色づかいです。ひとつひとつの選択は、ただパーツを選ぶ作業ではなく、暮らしと向き合いながら最適解を見つけていくプロセスそのものでした。

施工当日――USMの本質が現れる瞬間
カスタマイズの場合は、完成までに約3~6ヵ月ほどお時間をいただき、その後、ご自宅へ専任の施工スタッフがお伺いします。当日は必要な部材と専用工具をすべて持ち込み、まず既存のローボードを丁寧に解体したうえで、新しい構成に合わせて組み換え作業を行います。作業時間は規模に応じて前後する場合がありますが 約1時間ほど。

USMは見た目こそシンプルですが、その構造には建築的な思想が宿っています。
外側の表情と収納としての役割を担う 「パネル」 は、USMの見た目と使い勝手を左右するパーツです。スチール製カラーパネルは 全15色 の展開があり、同じ構成でも色の組み合わせによって印象が大きく変わります。
長さや方向を形づくる 「チューブ」 は、USMの骨組みとなる重要なパーツです。
ボールを中心に放射状に接続され、立体の幅や高さ、奥行きを決めるフレームとして機能します。
USM全体の要となる結び目の役割を持つ 「ボール」。
チューブとパネルを正確につなぎ合わせるための特別なコネクトパーツで、内部の構造によって複数方向からパーツを受け止め、立体の骨格となる位置と方向を決定します。
この最小単位のパーツを組み合わせることで、ローボードにも、テレビボードにも、ワークデスクにも、さらには壁一面のシェルフにも姿を変えることができます。
USMの構造は「点を結び、線を描き、立体として成立させる」という建築的な考え方がベースになっています。そのため、組み立てや組み替えには数ミリ単位の精度が求められ、専用の工具と経験が欠かせません。わずかな歪みがあるだけで、組み上げが進まなくなることもあります。
日本国内でこの作業に対応できる施工担当者は多くなく、精度を保った状態で組み上げるには専門的な知識と技術が必要です。MAARKETでは、USMを熟知した専任スタッフが対応することで、安心して長く使える品質を保つ体制を整えています。
引き出し式のデスクは、設置当日に実際に高さを確認しながら調整することができます。実際に座ってデスクワークをする姿勢を想定し、キーボード位置や肘の角度、視線の高さなどをその場で確認しながら決めていくため、ストレスなく快適に作業できる環境を整えることができます。
ケーブルを整えるための穴加工は、店頭であらかじめ位置を決めて、加工済みの状態で納品する方法と、施工当日に実際のコンセント位置や配線ルートを確認しながら、最適な位置へ開口する方法のいずれにも対応しています。
PC・モニター・ルーター・オーディオ機器など、お客様ごとに使用される機器の構成や設置環境は大きく異なるため、現場で実際に配線を見ながら最適な場所に穴を開けることで、配線の露出を最小限に抑え、より使いやすく、見た目にも整った仕上がりになります。
MAARKETでは、この加工を製品保証を維持したまま正規に行うことができるので、
本国認証を受けた体制のもと、現場で配線状況を確認しながら最適な位置に開口することができます。
こうした細部への配慮は、ただ見た目を整えるためだけのものではありません。
毎日触れるワークスペースだからこそ、余計なストレスが生まれない状態をつくることが、思考や作業の質に直結します。家具そのものが環境に溶け込み、意識せずに使える状態を実現する――それが、MAARKETが大切にしている設計思想です。
小さな違和感の、その先へ。
暮らしも働き方も、季節のように少しずつ移ろっていきます。
崇島さんのローボードが新しい役割をまとって生まれ変わったように、 USMはその時々の価値観や気づきを受け取り、未来のかたちへ静かにアップデートされていきます。 「こうだったらいいのに」というささやかな違和感は、実は次のステージへ向かうためのサインなのかもしれません。
崇島さんの対話から生まれた今回のカスタムは、その感覚にひとつずつ耳を澄まし、 暮らしにフィットする答えを見つけていくプロセスそのものでした。 USMは家具でありながら、考え方を変えてくれる存在です。
そしてMAARKETは、その変化のそばで迷いや期待を受け止め、 理想の姿になるまで伴走するパートナーでありたいと考えています。
「クリエイティブの裏側」の崇島さんがUSMカスタマイズを体験された様子は
YouTube でご覧いただけます。