









カサブランカ

CASABLANCA(カサブランカ)は、従来の機能主義的な家具デザインに反旗を翻し、あえて当時「低俗」とも見なされていた化粧板(ラミネート)素材を採用。さらに、古代のトーテムを思わせる擬人化された構造を取り入れることで、ポストモダンデザインの自由な表現力を体現しました。
構成は、上段に可動式2段棚付きキャビネット、中段に3段の引き出し、下段に1段の引き出しという実用的な収納構造を持ち、さらに周囲の赤い装飾的なフレーム部分は書棚やディスプレイ棚としても使用可能。機能性と装飾性が共存する、唯一無二の存在感を放ちます。

本体には、ソットサスがメンフィスのためにデザインしたオリジナルパターン「Spugnato(スポンニャート)」を採用。テラゾーやチェーンリンク、スポンジといった日常の素材から着想を得たこの模様は、単なる装飾にとどまらず、デザインの中心的な要素として作品全体の印象を支えています。 装飾=不要というミニマリズムの価値観を超えて、装飾には言語的・社会的な意味がある―― このキャビネットは、そんなソットサスの思想を体現する一作です。今なお挑発的かつ象徴的な存在として、ポストモダンデザイン史に名を刻んでいます。
W150 x D39 x H221cm/重量:約126kg
本体:木材
表面材:メラミン化粧板
※組立式の仕様となります。
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1981年、エットーレ・ソットサスを中心に結成されたデザイナー集団「MEMPHIS(メンフィス)」は、モダニズムの合理性や機能性を重視した従来の価値観に挑み、斬新で挑発的なプロダクトを次々と生み出しました。ポストモダンデザインの旗手として時代の先端を走り、既成概念に縛られない自由な発想と、詩的かつ感情に訴えかける表現で、数多くの名作を生み出しました。その革新性と存在感は、今なお色あせることなく、デザイン界に強い影響を与え続けています。
Ettore Sottsass(エットレ・ソットサス)は、1917–2007年オーストリア・インスブルック生まれ。 イタリアを代表する建築家・デザイナーであり、20世紀後半のデザイン界に革命をもたらした巨匠のひとり。ミラノ工科大学で建築を学び、戦後はタイプライターで有名なオリベッティ社のチーフデザイナーとして数々の名作を発表。1969年に手がけたValentine(バレンタイン)タイプライターは、プロダクトデザインの象徴としてMoMA(ニューヨーク近代美術館)にも収蔵されています。1981年には、ポストモダンデザインを象徴するデザイン集団 Memphis(メンフィス)を結成。規範や合理性にとらわれない自由な造形と、強烈な色彩や幾何学模様を駆使した表現で世界に衝撃を与えました。ソットサスのデザインには、遊び心・反骨精神・詩的感性が込められており、常に「人の感情」に寄り添う姿勢が感じられます。彼の作品は、インテリア・家具・照明からセラミック・ガラス・ジュエリーにまで及び、その多面的な才能と独創性でイタリアン・デザインのマエストロ(巨匠)として語り継がれています。