Ettore Sottsass

エットレ・ソットサス

Ettore Sottsass(エットレ・ソットサス)は、1917–2007年オーストリア・インスブルック生まれ。 イタリアを代表する建築家・デザイナーであり、20世紀後半のデザイン界に革命をもたらした巨匠のひとり。ミラノ工科大学で建築を学び、戦後はタイプライターで有名なオリベッティ社のチーフデザイナーとして数々の名作を発表。1969年に手がけたValentine(バレンタイン)タイプライターは、プロダクトデザインの象徴としてMoMA(ニューヨーク近代美術館)にも収蔵されています。1981年には、ポストモダンデザインを象徴するデザイン集団 Memphis(メンフィス)を結成。規範や合理性にとらわれない自由な造形と、強烈な色彩や幾何学模様を駆使した表現で世界に衝撃を与えました。ソットサスのデザインには、遊び心・反骨精神・詩的感性が込められており、常に「人の感情」に寄り添う姿勢が感じられます。彼の作品は、インテリア・家具・照明からセラミック・ガラス・ジュエリーにまで及び、その多面的な才能と独創性でイタリアン・デザインのマエストロ(巨匠)として語り継がれています。

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