アトリエ兼ショップがあった創業場所付近 (1900年代)
GEORG JENSEN
ジョージ ジェンセン
GEORG JENSEN（ジョージ ジェンセン）は当初、金細工師であり彫刻家を目指し、のちにシルバーに魅せられて銀細工師に転身して名声を獲得したジョージ ジェンセン(Georg Jensen)が、37歳であった1904年に創業、自身の名前を冠にしたアトリエ兼ショップをデンマーク・コペンハーゲンにオープンしました。 ジュエリーが富の象徴であった時代、ジョージ ジェンセンは日常を豊かにする芸術品として時代に先駆けた新しいスタイルで一世を風靡しました。洗練された美しい作品はデンマークとスウェーデン両国の王室御用達の栄誉を授かるなど世界のセレブリティに愛され、瞬く間に成功を収めました。 タイムレスでシンプルな造形美溢れる北欧デザインを常に牽引してきたデンマークの孤高のブランド、ジョージ ジェンセンは、ジュエリーを中心にウォッチ、ホロウエア、カトラリー、ホーム製品など、幅広い分野でコレクションを展開し、現在、世界13ヶ国、100店舗以上を有しています。
創業時のアトリエ
(1907年頃)100年以上の歴史をもつジョージ ジェンセンは、デザインにおける既成概念をくつがえすあくなきチャレンジによって北欧デザインを牽引し、 デンマークにおけるデザインの確固たる地位を確立しました。 ジョージ ジェンセンは、革新的なアートとデザインを反映した製品を日常に提案することを使命にしています。長い歴史の中で培ってきた卓越したクラフツマンシップを継承するとともに、創業当初から才能豊かなアーティストとのコラボレーションを展開、世代を超えていつまでも愛される確かな製品づくりは高く評価されています。 造形美溢れるジュエリーやウォッチ、シルバー製品やホーム製品を通じて、ジョージジェンセンは製品以上の価値や喜びをもたらします。
100年以上の歴史を誇るジョージ ジェンセンを支える3つの理念
1) タイムレスなデンマークデザイン
ジョージ ジェンセンの最も本質的な要素は、デザインです。ひと目で
それとわかり、デンマークのタッチそのものであること、そしてそれは時間を超越します。ジョージ ジェンセンの製品は手に入れた瞬間、
日常に喜びと彩りを与えます。
それは100年以上に渡って北欧諸国を牽引し、ジョージ ジェンセンが創造してきた革新的なデンマークデザインと長い歴史や伝統がもたらす特別な価値です。
2) 比類なき高いクラフツマンシップ
類稀なクラフツマンシップは、何世代にも渡って継承されてきました。細部まで妥協しないのが、ジョージジェンセンのこだわりです。ジョージ ジェンセンの製品を手に取り、 その感触やクオリティを感じた瞬間からデザインに命が吹き込まれす。
3) 1904年創業の伝統と歴史
ジョージ ジェンセンの製品は、それぞれに革新的なアートとデザインが息づいています。100年以上に渡る豊かな遺産が類稀なる製品を創出し、世界屈指のブランドに成長しました。ジョージ ジェンセンはデンマークの歴史や文化において欠かせない存在と言っても過言ではありません。
コラボレーションの歴史
ジョージ ジェンセンは社内のみならず、社外にも目を向けてデザインの可能性を最大限に引き出す目的で創業当初から外部デザイナーとのコラボレーションを積極的に展開してきました。初めてのコラボレーションはデンマーク出身のデザイナー、ヨハンロード。以降、世界各国の100名以上の著名な建築家、デザイナー、アーティストと数々の名作を生みだしています。
創業者、ジョージ ジェンセン (1866-1935) プロフィール
20世紀を代表する偉才の銀細工師の一人として後世に名を残すジョージ ジェンセン(Georg Jensen)。豊かな自然に恵まれたデンマーク・コペンハーゲンで育った彼は幼少の頃から芸術的な才能を開花させ、のちにその革新的で彫刻的な作風で高い評価を得ました。
また早くから才気溢れるデザイナーやアーティストを外部から招き入れてコラボレーションに取り組み、クラフツマンシップと芸術性をあわせ持つ独自性の高い創作に情熱を傾けました。彼の残した
偉大な功績は今もなお影響を与え、ジョージ ジェンセンは、デンマークデザインを牽引するブランドとして一目置かれる存在に成長しました。
彫刻家や金細工師を目指していたジョージ ジェンセンがシルバーでその才能を発揮させたのは間もなくのことでした。装飾溢れる豪華絢爛なスタイルが主流であった 1900年代
初期に独創的な発想によって芸術性とクラフツマンシップを 備えた優しいラインを打ち出し、革新的なアプローチを確立しました。彼はそのどちらも欠かせない本質的なものであり、だからこそ両方を持ち合わせることでより魅力が増すと確信していました。
1904年に初めて自身のアトリエを設立すると瞬く間に世間で評判になり、特に同年末のデンマークミュージアムでの展覧会以降、揺るぎない 名声を獲得しました。 彼のシルバーへの造詣の深さとアートにつながる
独特な感性はつねに彼の審美性を高め、それによって革新者として誰もが認める存在になりました。
ジェンセンは当初きらびやかなアール・ヌーヴォースタイルに大きな影響を受けましたが、印象的な彫刻的なラインや感性を重視したアプローチを取り入れることで次第に独自性を発揮するようになりました。彼の想像性や革新性によって確固たる地位を築き、のちにジョージ ジェンセンは「決してファッションに流されない、独自の存在である」と言われるようになりました。
ビジネスが拡大するにつれてジェンセンは外部から銀細工師やデザイナーを招き入れ、より創造性の高い環境と才能豊かな人材の中に自らの身を置きたいという思いが強くなりました。
そうして、1918年に数百名ものスタッフを収容できる広いアトリエに移り、 1935年に他界するまでデザインが優れた類稀なる作品とクラフツマンシップで名を馳せるデンマーク屈指のグローバルブランドへの成長に尽力しました。
ジェンセンの輝かしい功績は、当時、ニューヨークヘラルドトリビューン(New York Herald Tribune)紙が「過去300年における最も偉大な銀細工師のジョージ ジェンセンは、デザインにおける革新者として今もなお生き続ける。」と敬意を表しました。
アーカイヴから厳選された作品に、新しい解釈を加えてステンレススティールで再現したハイエンドピースから、世界的に注目される新進気鋭のデザイナーたちが手がけるモダンで身近なアイテムまで幅広く展開しています。機能性のみならずオブジェのような存在感とアートのような美しさを兼ね備えた製品は、日常の生活と居住空間に豊かさと彩りを添えてくれます。
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